2017・7・2(日)特別講演会、総会

<講師>たかこ整骨院 高子大樹先生

整骨院や鍼灸院で働いていると、来院していた患者さんが急に来なくなったり、自由診療の予約が取りにくかったりということがありませんか?

その理由を考えたことがありますか?

今回の勉強会のポイントは患者さんの心理面も含めた仮説検証の大切さでした。

技術や知識を日々学び続けるのは当然として、その上での話となっております。

施術家として大事なのは、安心力、関心力、仮説検証力、技術力、空間管理力、違和感察知力、主導権力、質問力、妄想力が非常に大事とのことです。

いくつか書きますと、

・勉強をするにしても患者さんありきなので、
素人の患者さんにいかにわかりやすく伝えることが出来るかを考えないといけない。

自分の為に勉強するのではなく、患者さんの為に勉強する。

それが患者さんを安心させる安心力となる。

・患者さんに関心を持つことの大切さ。今の現状はもちろん、10年後の患者さんを想像して施術や施術計画の説明をしていくことが大事である。

・仮説検証の重要性

→施術前の検査や問診などにより、自分なりに仮説を立てて、それを検証することでスキルアップにつながる。

これはとても重要だと思います。

「仮説ノート」という話が高子先生から出ましたが、すごく重要で、

仮説なく施術して良くなったとしても、たまたまみたくなってしまうので、再現性が

良くないと思います。

それに、変化が出ないとしたら、別の可能性を再度考える痕跡を残しておくためにもノートに残しておくのは大事だと思います。

座学の後にKTテープを使ったワークが始まります。

これは触診してるシーンですね。

骨盤の状態や圧痛などで判断していきます。

状態を判断し、症状を改善するためにKTテープを1枚貼るとしたら、どこに貼るか?というワークです。

これも仮説検証能力を鍛える為にはすごく大事で、漠然と貼らないで自分なりの根拠があるからそこに貼るということが大切なんですね。

検査法はシンプルなものの方が再現性が高いとのこと。

使いやすく分かりやすい検査法を日頃からいくつか用意しておくといいと思います。

胸椎や肩関節など全体を見ることでより細かく仮説を立てることが出来ます。

シンプル過ぎて忘れがちですが、しゃがむという行為を一つの検査にしてもいいわけですね。

勉強会で僕の中ですごく印象に残ったのが、

「検査は慰安と治療を分ける最強ツールである。」

という言葉です。

この言葉を胸にこれからも施術をしていきたいと思います。

勉強会の後は総会になります。

総会の後は、高子先生も交えての懇親会となりました。

高子先生ありがとうございます、そしてみなさんお疲れ様でした!

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