2018・5・13(日)醒脳開竅法の勉強会

<講師>黒岩太先生(牧田総合病院、鍼灸師)

みなさん、醒脳開竅法という言葉を聞いた事がありますでしょうか?

醒脳開竅法とは、脳を覚醒させ、竅を開き、意識をこちらの世界に持ってくるという意味の言葉で中医学に基づいています。

具体的には脳血管障害などに、意味があると言われている鍼の打ち方の一つになります。

主穴で脳を目覚めさせ、副穴を使い、痛みや硬縮を緩和していきます。

施術は、発症後半年以内が良いと言われているそうですが、年数が経ってしまっても、やらないよりはやった方が良いという話でした。

注意点として以下のようなことがあります。

刺鍼、刺激は注意深く、無理強いはしないこと。衛生的にすること。関節部の刺激が多いので、関節包を傷つけない様、深さなどに注意すること。切皮に痛みを伴わない様に、よく練習してから、必ず自分でも体験して、痛みやひびきを感じること。

勉強会は座学から始まり、実技では中国鍼の持ち方・刺し方・刺激の方法が行われました。

普段、鍼を扱えない柔道整複師の方々も、鍼の知識を持つことで考える幅がより広がってくることかと思います。

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