2017・2・5(日)下肢から診る身体の機能構造

<講師>帝京平成大学准教授 原口力也先生  

「適切な診断・評価なくして適切な治療なし!」を考え方の基礎として、治療テクニックだけでなく、なぜ、そもそもそのテクニック(技術)を使うのか?

診て判断して(診断力)、それを伝えた上で(説明力)、初めて技術があるという、とても為になる勉強会でした。これは僕の経験談になってしまうのですが、 治療をしているとどうしてもテクニックに走りがちになってしまうところがありまして、 そのテクニックをなぜ使う必要があるのか?という根拠に乏しくなりがちなところがあります。

根拠に基づいたテクニックでないと、それは当てずっぽうの治療になってしまいますし、治療の再現性もとれません。時には患者様の身体に危険を伴うこともあります。 ですので、そういうことを少なるすることにも、評価が大事だと思います。

足関節捻挫の話では、捻挫を起こすことによって足首が硬くなり、それをかばうことにより膝も痛める可能性が出てくる。そして、足の評価の話(過回内、トゥーメニトゥース、アキレス腱進入角など)も出ました。 そして、重心の話では、子供の重心の高さが危険な事故に繋がるという実際の例を取り入れた分かりやすい話も聞けました。

運動連鎖の話も興味深いところでした。 ハイヒールを履くことにより上体のバランスが変わってくる話など。その他にも人工関節の話や投球時のゼロポジション、踵骨棘の話など。色々な話が飛び出し、改めて解剖学や整形外科学的な知識の重要さを実感しました。

「一生勉強、一生青春」という言葉に感銘を受けました!      

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